トレンドフォローとはこちらの記事で解説した通りでトレンドが出ているときにその波に乗っていくというものです。
では、どのようにしてその波に乗ればいいのか?を判断するためには、必要なものがあります。
それが移動平均線です。
皆さんは移動平均線正しく使えていますか?
ただ何となく出していたり
移動平均線にタッチしたからとエントリーしてみたり
基準も根拠もない使い方をしていませんか?
今回は移動平均線を何のために入れているのかを解説していきたいと思います。
移動平均線とは
移動平均線とは、一定期間の価格の平均を結んだものです。
そんなことはFXをやっている人ならわかるかと思いますが、平均を結んだものというのが大事で、
相場の値動きを緩やかに表してくれるものです。
僕は相場を見るときにまず見るのはローソク足ではなく移動平均線です。
移動平均線をみれば一目で相場の現状は把握できてしまします。
それが移動平均線です。
移動平均線の種類
移動平均線には種類があります。
- 単純移動平均線(SMA)
- 指数平滑移動平均線(EMA)
- 加重移動平均線(WMA)
※移動平均線にはこの三種類がありますが、僕は単純移動平均線しか使っていません。
移動平均線の設定値
次に移動平均線の設定値です。
僕と同じ認識で相場を見るためにも設定値は同じにしてください。
使うのは単純移動平均線(Moving Average)です。
5分足 | 15分足 |
20MA 60MA 240MA | 20MA 80MA |
1時間足 | 4時間足 |
20MA 80MA | 20MA 120MA |
日足 | |
20MA 100MA |
5分チャートは3本
その他は2本でこのようになります。
グランビルの法則
次にグランビルの法則です。
FXをやっている人なら一度は聞いたことがあるかと思いますが、グランビルの法則というものがあります。
下の図がグランビルの法則です。
移動平均線にレートが近づけばこのようになりやすいという買い4つ 売り4つ 計8つ法則があります。
僕はトレンドフォローなので4番は使いません。
4番はトレンドに逆らった完全な逆張りですね。
トレンドフォーで狙うところ
1番はトレンドに沿った逆張りからのトレンドフォロー
2番は押し目買い 戻り売り
3番も押し目買い 戻り売りです。
トレンドフォローで狙うべきところは基本的にはこの3つになります。
実際のチャートを見てみましょう。
わかりやすいように移動平均線を1本のみ表示にしていますが、こんな感じでグランビルの法則で押し目、戻り目がおきていますね。
しかし、これにはデメリットがあります。
それは何かというと見る人によって認識が変わってしまうということです。
どういうことかというと
こんな感じで、黒を戻り目と判断する人、赤を戻り目と判断する人
黒を押し目と判断する人、赤を押し目と判断する人
見方によってはいくらでも見えてしまいます。その為、バラつきが出てしまい成績が安定しなくなってしまいます。
これでは何のための法則なのかわからないですよね。
これがグランビルの法則が使えないと言われている原因なのかなと思います。
では、これを正しく見るためにはどのようにしたらいいでしょう?
そこで移動平均線が2本必要になってきます。
移動平均線を2本表示したチャートです。これを見ただけではまだ何のこと?状態ですよね。
ではこうしたらどうでしょう?
ローソク足を消してしまい 移動平均線だけ表示しました。
何かに見えませんか?
どうでしょう?先ほどのグランビルの法則の図に見えてきませんか?
この移動平均線2本でもグランビルの法則は起きているんです。
簡単に言ってしまえば移動平均線が収束すると拡散しやすいということです。
それならこの収束拡散をうまくトレードに使えれば・・・・
これが僕の移動平均線の考え方です。
とは言ってもまだまだ初歩の初歩ですが、今回はここまで。
移動平均線の解説でした。
FX手法の記事
この順番で読むことをお勧めします。
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