FX マルチタイムフレーム分析(MTF)の基本とやり方。

FX手法


ダウ理論の考え方、移動平均線の使い方など解説してきましたが、今回はマルチタイムフレーム分析について解説していきたいと思います。
相場分析に関しては、マルチタイムフレーム分析までできれば、現状の把握ができるようになります。
テクニカル分析ではとても重要な部分です。

マルチタイムフレーム分析とは

チャートには時間軸があります。
その時間軸を行き来しながら相場を分析するのがマルチタイムフレーム分析です。
これをやる目的としては、自分がトレードをする時間軸で現状はどこに位置しているのかを認識するためです。

なぜマルチタイムフレーム分析が必要なのか

これに関しては現状どこにチャートが位置しているかを確認するためですが、それがなぜ必要なのか?というのを解説します。
下のチャートはドル円の4時間チャートです。
ぱっと見て売り目線っていうのがわかりますね。
ということは、4時間チャートだけみるなら売りだけ考えればいいし、売ればいいということになります。

では先ほどの4時間チャートの緑の部分を日足のチャートで見てみましょう。
どうでしょう?
4時間チャートでは売ればいいという認識ができたのに日足チャートだと売ればいいチャートに見えますか?

4時間チャートでは売りと認識できたチャートでも日足チャートではMAで押し目買いポイントです。

4時間は売りだからとそれだけ見て売ってしまう。日足では押し目買いポイントなので押し目買いが入ってきて負けてしまう。
このようなことが起きてしまいます。

そのようなことにならないためにも、マルチタイムフレーム分析をし現在の位置を把握してトレードをしないといけません。
これがマルチタイムフレーム分析をする理由です。

マルチタイムフレーム分析をしないでトレードをすると負ける理由

まず覚えてほしいのが波の中に下位足の波があり更にその中に下位足の波があるということです。
図に書くとこんな感じです。

日足の大きな波の中に4時間の波がありその中に1時間の波があるという感じです。
ではこの認識を無視して1時間チャートだけみてトレードしたらどうなるでしょう?
水色矢印の部分を1時間チャート見ると

こんな感じで1時間チャートでは絶好の売りポイントになっているはずです。
マルチタイムフレーム分析をしないでオレンジから売ってしまうと

大きな流れは買いなので上位足の買い勢力に巻き込まれて損切りになってしまいます。

これがママルチタイムフレーム分析をしないでトレードをすると負ける理由です。

マルチタイムフレーム分析のやり方

ではここからはマルチタイムフレーム分析のやり方の解説をしていきます。

マルチタイムフレーム分析の基本的な考え方

上位足のダウは下位足が作っています。基本の考え方はこれです。
つまり、4時間でダウ転換すると日足の高値安値が確定するということです。
4時間のダウなら1時間でダウ転換すると4時間の高値安値が確定します。

※この考えは凄く大事です。

図にするとこのようになります。
上位足のダウ(黒) その高値と安値を作っているのは下位足のダウ(緑)です。
緑のダウが上昇ダウからダウを破壊する安値割れ(水色)で上位足のダウ(黒)の高値が確定します。
次に緑のダウが下げダウから上昇ダウになるオレンジから上位足のダウ(黒)の安値が確定が確定します。
このような流れになっています。

チャートでその認識をするとこのようになります。
黒は上位足の高安値(4時間)その高安値を確定させるのは下位足のダウ赤(1時間)
1時間のダウは緑で転換をしているのいで、そこで4時間の高値 安値を確定しながら動いているという流れです。

以上がマルチタイムフレーム分析の基本的な考え方になります。
今回はここまで。




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